タバコについてまだ関心のある人はいる?

       COVID19は中国から原因不明の肺感染症として報告があり、瞬く間に全世界にパンデミックを引き起こし、経済的な大きな打撃を与えつつある。医療従事者でも当初ここまで大きな問題になるだろうと考えていた人も少なかったと思う。想像を超えることが世の中には起こるものだと小生も考えている。重症肺炎を一定の確率で起こしており、現在のところ、高齢者・免疫不全・慢性心疾患・慢性呼吸器疾患などが患者背景のリスクと考えられており、さらに喫煙がリスクであることは報告されている。喫煙に対する風当たりは年々強くなっているが、2020年になってからは、喫煙しているだけで強く非難をされるような風潮になってきているような場面を目にするのは小生だけではないと思われる。ただし、COVID19に対する影響がいかに大きくても、喫煙の行為自体はともかく、喫煙者を非難していくのは個人的には間違った行為であると考えている。やめたいとおもってもやめることができないニコチン依存症が背景にあるからである。たまたま喫煙者がこの文章を読むことがあれば、喫煙によるリスクに関して理解がすすめばよいと期待したい。それは非喫煙者にとっても同様である。喫煙者を非難することはさけていただきたいと思う。新型タバコの本当のリスクを出版された田淵先生も、「まずは関心をもっていただきありがとうございました。」から文章を始めている項目がある。見習っていきたい。